仕事で心が折れたら退職しよう!辞めるべき理由と効果的なストレス解消法も
最終更新日 2024年7月7日
ストレス社会と言われている昨今。仕事でのストレスやプレッシャーから、心が折れてしまいそうという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から言うと仕事で心が折れそう、もしくは折れてしまったという方は、そのまま同じ仕事を継続して働いていれば、心身ともにさらに疲弊してしまう可能性が高く、すぐに会社を辞めるべきです。
本記事は、仕事で心が折れたら退職すべき理由や効果的なストレス解消法について解説します。ぜひ本記事を参考にしてみてください。
仕事で心が折れたら退職すべき理由
仕事で心が折れたら退職すべき理由として、以下の3つが挙げられます。
- 心身ともに疲弊し動けなくなる可能性があること
- 辞めることや転職は一時的
- 気を取り戻せる転職先が多い
仕事で心が折れたら退職すべき理由を把握することで、ほかの方々がどのような理由で会社を辞めているのかが理解できます。
心身ともに疲弊し働けなくなる可能性がある
職場のストレスや問題に直面した際、乗り越えなければといつも以上に頑張って負荷をかけてしまったりして、心身の健康に影響を及ぼすことがあります。特に、ネガティブな感情が続くと、うつなど更なる深刻な状態へと進行する可能性も考えられるので注意が必要です。
特に以下のような症状が2週間以上続く場合、うつ病のサインである可能性があるので、注意が必要です。
- 突然の涙
- 何をしても楽しみを感じない
- 食欲の低下
- 睡眠障害
- 職場での持続的な不安や緊張
精神的な問題を放置すると、症状が悪化し、回復までに時間を要したり、長期的に働くことが難しくなる可能性なども考えられます。もし、現在の職場の環境が原因で長期的に働けなくなった場合、40代や50代での転職は挑戦が伴うかもしれません。
しかし、それは決して不可能ではありません。実際、40代・50代で転職を成功させている方々も多くいます。2019年の雇用動向調査によると、40代・50代の男女の転職入職率は、以下のようになっています。
男性 | 女性 | |
40~44歳 | 5.9% | 13.1% |
45~49歳 | 6.2% | 10.8% |
50~54歳 | 6.3% | 10.4% |
55~59歳 | 5.3% | 9.4% |
上記のように40代・50代でも転職活動をして採用されている方も一定数います。40代・50代の転職活動は経験が大きく採用に左右されるため、キャリア形成を促進させるためにも早めの転職活動をするべきです。
辞めることや転職は一般的
会社を辞めることや転職は一般的であるため、仕事で心が折れてしまったら、無理してそのまま頑張り続けるよりは、退職するべきです。厚生労働省の調査結果によると、2021年の入職者が720万にいるのに対し、離職者は712万人と発表されている通り。会社へ入る人より辞めた人の方が割合が多いのが今の世の中です。
多くの人々がキャリアの向上や独立を目指して、会社を辞めたり転職を選択しています。そのため、退職や転職は決して否定的な選択ではありません。特に、若い段階での転職では、経験よりも将来の成長の可能性が評価されることが多いため、転職活動がスムーズに進むことも期待できます。転職は多くの人々にとって一般的な選択であると理解し、無理に今の会社で働き続けるよりは、次にどのような職場を選ぶべきか、しっかりと考えることが大切です。
気を取り戻せる転職先も多い
心が疲れている状態での転職活動は大変ですが、新しい職場での環境が良好であれば、気持ちがリフレッシュされることも少なくありません。
新しい職場が現在の職場よりも働きやすければ、再びやる気を取り戻して働くことができるでしょう。例えば、現在の職場での人間関係に問題があった場合、転職先での上司や同僚との関係が良好であれば、その違いによって気持ちが安定することが期待できますね。
心が折れて退職すべきサイン
心が折れて退職すべきサインとして、以下の4つを解説します。
- 不眠症やうつ病になった
- 仕事に対するやる気が一切でない
- 仕事場で孤立することが多い
- 出社時間が近づくと涙が出てくる
ここで解説したサインを参考にしたうえで、自身が退職するべきタイミングなのかを理解しましょう。
不眠症やうつ病になった
仕事のストレスや過度な疲労が原因で不眠症やうつ病の症状が現れる場合、退職を検討するサインとなるかもしれません。うつ病の症状を抱えながら働き続けると、心身の健康にさらなる悪影響を及ぼす恐れがあります。また、不眠症やうつ病になった場合、傷病手当金の制度を利用して収入を得ることができます。
傷病手当金とは、病気や怪我で仕事を休む際に、健康保険から支給される給付金のことを指します。以下の条件を満たす場合、傷病手当金を受け取ることができます。
- 業務外の病気や怪我で療養が必要であること
- 療養のために仕事をすることができない状態であること
- 4日以上の休業が必要であること給与が支払われていないこと
傷病手当金制度を利用すると、標準報酬月額の約67%が支給されることが一般的です。
そのため不眠症やうつ病の症状が現れた場合、傷病手当金を受給しながら1年6ヶ月の間、療養に専念することが可能です。
健康を第一に考え、不眠症やうつ病の症状に悩む方は、傷病手当金を活用しながら療養を優先することを考慮すると良いでしょう。
仕事に対するやる気が一切でない
仕事に対して心が折れてしまってやる気が一切なくなった場合は、退職を検討してください。仕事に対するやる気が一切出ない場合は、ストレスが限界に達した時に現れる症状の可能性があります。
ストレスが限界に達している状態で仕事に取り組んだとしても、集中力が欠けてしまうため、作業効率も低下するでしょう。ストレスを軽減させるためにも、現在の会社を退職して無駄なストレスからの解放を目指すべきです。
仕事場で孤立することが多い
職場での孤立感は、働く上でのモチベーションを低下させ、楽しく働くことが難しくなる要因となります。長期間、このような状態で働き続けると、メンタルや健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
しかし、職場での孤立感は、自分の態度や行動に起因することも考えられます。もし自分の振る舞いが原因で孤立している場合、転職をしても同じ状況が繰り返される可能性があります。孤立感を感じる前に、以下の3つのアプローチを試してみると良いでしょう。
- 日常的な挨拶やコミュニケーションを意識的に増やす
- 与えられた仕事に誠実に取り組む
- 自分の言動が他者を不快にしていないか、定期的に振り返る
このようなアプローチを試しても、職場の環境に適応するのが難しい場合は、新しい職場を検討することも一つの選択肢となります。
出社時間が近づくと涙が出てくる
出社時間が近づくと涙が出るような状態は、心身のストレスや疲労が高まっているサインかもしれません。
このような症状が続くと、自律神経の乱れやうつ病のリスクが高まる可能性が考えられます。
そのため、自分の心身の健康を第一に考え、一度休息を取ることを検討することが大切です。また、精神的なサポートが必要な場合は、専門家の意見を求めることも考慮しましょう。
仕事で心が折れて退職する原因
仕事で心が折れて退職する原因として、以下の4つが挙げられます。
- 業務の過度なプレッシャー
- 残業が多くプライベートの時間がない
- 上司や同僚との人間関係が悪い
- 給料が上がらず不満を感じる
仕事で心が折れて退職する主な原因を理解すれば、自身がどのような理由で会社を辞めたいと考えているのかが自ずと見えてくるでしょう。
業務の過度なプレッシャー
多くの方が新しい業務やミスが許されない状況での過度なプレッシャーにより、心が折れることがあります。このような状況下でのプレッシャーは、ミスの原因となり、結果として仕事の効率や周囲からの信頼を失う可能性が高まります。
プレッシャーに対処するための2つの方法として、まず「不安要素を書き出す」ことが挙げられます。これにより、自分がどの部分に不安を感じているのかを明確にし、それに対する対策を考えることができます。次に、「規則正しい生活を心がける」ことも大切です。不規則な生活は思考のクリアさを損ない、ネガティブな思考に陥りやすくなります。
このような方法を試しても、依然としてプレッシャーを感じる場合、現在の職種や業界が自分に合っていない可能性が考えられます。その際は、新しい職場や業種への転職を検討することも一つの選択肢となります。
残業が多くプライベートの時間がない
仕事の残業が多くプライベートの時間がないと、ストレスが蓄積されていき退職してしまう可能性があります。プライベートの時間が取れないと本来ならできたことができなくなってしまうため、仕事に対する不満が蓄積されやすくなるからです。
プライベートの時間を設けられる企業へ転職したい場合は、年間休日数の多い仕事を選ぶ必要があります。特に年間休日が120日以上の企業であれば、週休2日・祝日・年末年始の休暇を取れるため、仕事とプライベートの両立が可能です。
上司や同僚との人間関係が悪い
上司や同僚との人間関係が悪かった場合は、退職の原因になる可能性が高いです。職場では仕事をするうえで上司や同僚とコミュニケーションを取ることが求められるため、人間関係が悪いとストレスが蓄積されやすくなります。
ただ、自分が原因で人間関係を悪くしてしまって会社を退職する場合は、次の職場でも同じ状況になる可能性があります。人間関係が悪化した根本的な原因を探ることが大切です。他者が原因で人間関係が悪化しているのであれば退職した方がよいでしょう。
しかし、自分が原因で人間関係が悪化してしまったのであれば、上司や同僚と適切なコミュニケーションを取れるように工夫する必要があります。
給与が上がらず不満を感じる
給与が上がらないことに対して不満を感じている場合においても、心が折れて退職する原因になる可能性があります。仕事で成果を上げているのにも関わらず給与が上がらなければ、モチベーションを保ち続けにくくなるからです。
ただ、仕事で成果を出していない場合は給与が上がるように成果を出すことを心がけましょう。
仕事で成果を出しているのに給与が上がらない場合は、同じ会社で働き続けてもモチベーションの上昇につながらないため、成果主義の会社へ転職することをおすすめします。
心が折れた人が確実に退職するおすすめの方法
仕事によって心が折れた人が確実に退職したい場合は、退職代行サービスを利用しましょう。退職代行を利用すれば第三者が上司へ会社を辞める意思を伝えてくれるため、自分から退職したいと伝える必要はありません。
また、業者によっては退職代行を依頼した当日に会社を辞めることも可能なので、今すぐ退職したいと考えている方に最適です。業者によっては転職サポートが付いている会社も存在するので、転職活動を控えている方も安心して利用できます。
心が折れて退職した後のストレス解消法
心が折れて退職した後のストレス解消法として、以下の3つを解説します。
- 友人との時間を思い切り楽しむ
- 趣味ややりたいことに没頭する
- とにかくぐっすり寝る
ここで紹介したストレス解消法を活用し、仕事で蓄積された疲労回復に努めましょう。
友人との時間を思い切り楽しむ
心が折れて退職した後のストレス解消法として、友人との時間を思い切り楽しむことが挙げられます。悩みのある人間関係から離れて元の職場の愚痴を聞いてもらうことで、心の安定を保つことができます。
友人との時間を思い切り楽しむことで、元の職場であった辛いことや悲しいことを忘れられるように工夫しましょう。
趣味ややりたいことに没頭する
職場の人間関係が原因で会社を退職したのであれば、1人で趣味ややりたいことに打ち込むことも十分なストレス解消につながります。自分の趣味ややりたいことに没頭することで、他人と関わる必要がなくなるため心にゆとりを持てるからです。
1人でやりたいことに没頭することで、元の職場で気が合わなかった上司や同僚のことを思い出さずに済むため、十分なストレス解消につながります。
とにかくぐっすり寝る
とにかくぐっすり寝ることも、心が折れて退職した後のストレス解消につながります。しっかり睡眠をとることで、イライラや不安感の抑制につながるからです。事実、カリフォルニア大学バークレー校の研究から睡眠はストレス解消に効果的との結果が出ています。
睡眠不足だとイライラや不安感が募ってしまい、さらなるストレスを溜め込んでしまいかねません。元の職場で蓄積したストレスを解消するためにも、十分な睡眠をとることを心がけてください。
実際に心が折れて退職した人のリアルな声
実際に心が折れて退職した人が会社を辞めた後のリアルな声として、以下の2つを紹介します。
「転職先が決まり、商社で働いています。今までは営業職で仕事の拘束時間が長くなってしまうのはやむを得ませんでした。ですが今の会社は仕事のオンとオフを切り替え、できる限り残業をしないとの社風もあるため、先輩からもそのような指導を受けています。
とても働きやすい会社なので転職したことによって、人生が変わった感覚がありますね。」
上記の方は、新しい会社へ転職したことで働きやすくなっています。転職先が変わることで、今より労働環境が良い職場へ就職できる可能性があります。仕事で心が折れて退職を検討している方は、現在よりも良い職場環境の会社に就職できるように努めましょう。
「退職した後は心療内科へ行き、鬱の診断を受けて療養していました。そのことから転職活動をしたのは最近ですが、現在2社から内定が出ています。ですが初めての社会経験を通して安易に会社を決めるのはよくないと判断したため、内定が出た会社を今は保留にしてこれからも転職活動を続けます」
上記の方は、仕事が原因でうつ病にかかっていたため、療養をして転職活動も無事終えています。すぐ内定をくれる会社だからといって職場環境の良い企業とは限りません。転職活動をする際は、いくつか内定を獲得したうえで働きやすい会社を選びましょう。
心が折れた時なら退職代行で即日に辞めよう!
現在の職場で心が折れてしまったのに働き続けると、心身ともに疲弊して動けなくなる可能性があるので、すぐに退職するべきです。また、心が折れて退職した後は友人との時間を思い切り楽しんだり、とにかくぐっすり寝たりしてストレス解消できるように取り組みましょう。
心が折れてしまって、確実に今の職場を早期に退職したいと考えている場合は、退職代行サービスの利用をおすすめします。退職代行を利用すれば、対面で会社を辞めたいと伝える必要がないがないため、過度なプレッシャーを抱える必要はありません。これ以上余計なプレッシャーを感じることなく、早期に退職できる可能性が高い退職代行サービスを利用して、もう一度活力あふれるキャリアを構築していきましょう。